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No.04 CCライブラリのアセット

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CC 2014の[CCライブラリ]パネルとCC 2015の[CC Libraries]では、アセットの扱いが少し変わりましたので、今回は[CCライブラリ]パネルの動作を見ていきたいと思います。
※パネルの名前も[CCライブラリ]から[CC Libraries]に変わりました。

[CC Libraries]パネルの画像アセットは、リンクまたは埋め込みとして配置が可能です。
まず、Illustrator形式で保存したAI形式の画像を[CC Libraries]パネルからドラッグして、InDesignドキュメントに配置してみます。
すると、配置した画像の左上に雲のアイコンが表示されます(下図)。

[リンク]パネルを見てみると、同様に雲のアイコンが表示され、この画像が自分のCrearive Cloudのライブラリとリンク(同期)されているのが分かります(下図)。
このように、PhotoshopやIllustratorで作成した[CC Libraries]のアセットは、リンクとして配置されます。
※InDesignで作成したアセットを配置した場合には、リンクではなく、スニペットとして配置されます。

なお、配置した画像をリンクではなく埋め込みとしたい場合には、[リンク]パネルで目的の画像を選択して、パネルメニューから[リンクを埋め込み]を実行します(下図)。

すると、画像は埋め込みになります(下図)

あるいは、[CC Libraries]パネル上で埋め込みとして配置したい画像の上で右クリックして[コピーを配置]を実行してもかまいません(下図)。
マウスポインタが画像保持アイコンに変化するので、そのままクリックして配置すればOKです。

また、[ファイル]メニューには[CCライブラリから配置]という項目も追加されています(下図)。

実行すると、[CC Libraries]パネルの表示が変わり、任意の画像を選択して配置可能になります(下図)

他にも、[リンク]パネルのパネルメニューには[CCライブラリから再リンク]や[CCライブラリで表示]コマンドが追加されています(下図)。

目的の画像を選択して[CCライブラリで表示]コマンドを実行すると、[CC Libraries]パネルでは、その画像がハイライトされます(下図)。



No.05 Adobe Stock

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CC 2015のリリースと同時に、Adobe Creative Cloudユーザー向けにAdobe Stockというサービスが開始されました。このサービスは、CCライブラリと連動して使用することができ、[CC Libraries]パネルから画像を検索して使用することができます。
※以前にもAdobe Stock Photosというサービス(現在は無くなっています)がありましたが、今回はAdobeが買収した「Fotolia」をベースにしたサービスだそうです。

まず、[CC Libraries]パネルのパネルメニューから[Adobe Stockを検索]を選択します(下図)。

ブラウザでAdobe Stockのページが表示されるので、探したい画像のキーワードを入力し、[検索]ボタンをクリックします(下図)。

キーワードに応じた画像一覧が表示されるので、気に入った画像をクリックして詳細を表示します(下図)。

このままこの画像を購入して使用する場合は[ライセンスを購入して保存]をクリックしますが、とりあえず試してみたい場合には[プレビューを保存]をクリックし、別の画像を検索したい場合には[似た画像を検索]をクリックします。
ここでは、とりあえず試してみたいと思いますので[プレビューを保存]をクリックしますが、この場合、Creative Cloud Librariesに保存するのか、デスクトップに保存するのかを指定できます。
Creative Cloud Librariesに保存すると、画像を購入した際に簡単な手順で高品質な画像に差し替えられる等のメリットがありますので、ここではCreative Cloud Librariesの「マイライブラリ」に保存することにします。

この画像が[CC Libraries]パネルの「グラフィック」に追加されるので(上図)、ドキュメントに配置して使用します(下図)。
なお、購入していない画像にはウォーターマークが表示されます。

実際にこの画像を使用することになったら、画像を購入する必要があります。
[CC Libraries]パネルの目的の画像上で右クリックして[画像のライセンスを取得]を選択します(下図)。

すると、画像のライセンスをAdobe Stockで購入するかどうかを聞かれるので[OK]ボタンをクリックします(下図)。

ブラウザでAdobe Stockが表示されるので、自分にとって最適なプランを選択して画像を購入します(下図)。これにより、高品質な画像がダウンロードされ、画像が差し変わります。


No.06 パフォーマンスの向上

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CC 2015では、新しいAGM(Adobe Graphics Manager)リテインモード技術を使用したことにより、(InDesignのグラフィックエンジンを残しつつ)ドキュメントの描画中に同じコンピュータ内の複数のコアで処理が可能となったそうです。

以下の操作でのパフォーマンスが向上しているそうです。
・ズームイン、ズームアウト
・マウスホイールまたはPage up/Page Downキーを使用したスクロール
 (ハンドツールを使用した拡大は含まれない)
・[ページ]パネル内のサムネイルの生成


No.07 下位バージョンで開く

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InDesignでは、ドキュメントを作成したバージョンよりも古いバージョンで開くことはできません。
そのため、ドキュメントを下位バージョンで開こうとすると、下図のようなアラートが表示されます。

ドキュメントを下位バージョンで開くためには、作成したバージョンでIDML形式のファイルに書き出したものをを下位バージョンで開く必要がありました(ただし、InDesign CS4以降)。
IDML形式を書き出すためには、[書き出し]ダイアログ、あるいは[別名で保存]ダイアログの[形式]に「InDesign Markup(IDML)」または「InDesign CS4以降(IDML)」を指定し、[保存]ボタンをクリックします(下図)。

しかし、Adobe Creative Cloudのユーザーには、IDML互換ファイルを作成しなくても下位バージョンで開くことができるサービスが提供されています(ただし、InDesign CS6以降)。
InDesign CS6以降の下位バージョンで開こうとすると、下図のようなダイアログが表示され[変換]ボタンをクリックすることで、下位バージョンでもドキュメントを開くことができます。
[変換]ボタンをクリックすると、Cloud上でIDMLが自動生成され、ファイルを開くことができますが、手動でIDMLを作成した場合とファイルの内容は変わりません。

ただし、インターネットに接続していないと、下図のようなアラートが表示され変換できません。

なお、上位バージョンのドキュメントを開くことができるのは、
InDesign CS6(サブスクリプション版)、CC、CC 2014となります。
※CC 2015は、まだ上位バージョンがないため記述していません。


No.08 Adobe Comp CC

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Comp CCは、新しくリリースされたiPad用のタッチアプリ(無料)です。指先でドラッグしたり、タップしたりするだけでiPad上でカンプを作成することができます。

まず、iPadでComp CCを起動してみましょう。
起動すると下図のような画面表示になりますので、新規でカンプを作成する場合には、左側の「+」マークをタップして新規プロジェクトを作成します(下図赤丸部分)。

形式を選択する画面になりますので、目的に応じたサイズを選びます(下図)。
ここでは「A4縦」を選択しました。

まっさらなドキュメントが表示されるので、このドキュメントにオブジェクトを作成していきます。実際に作業するには、まず左側の描画アイコン(四角いマーク)をタップします(下図赤丸部分)。

左側のマークの表示が「×」に変わり、描画が可能になります(下図)

では、指で×印を描いてみましょう(下図)。

すると、画像用のグラフィックフレームが作成されます(下図)。

このように作成するシェイプに応じて指でジェスチャーを実行します。
どのようなジェスチャーをすれば、どのようなシェイプが作成できるかは、上部右側の一番左にあるヘルプアイコン(?マーク)をタップすれば確認できます(下図)。

もちろん、Typekitのフォントを指定したり、Creative Cloud Librariesの画像、あるいはiPadで撮影した画像を使用したりすることもできます。

カンプを作成したら、上部右側の右から3番目のアイコンをタップします。
すると、InDesign CC、Photoshop CC、Illustrator CCのそれぞれにデータを送ることができます(下図)。

ここでは[InDesign CCに送信]を選択しました。
すると、InDesign CC 2015が自動的に起動し、今、送信したファイルが表示されます(下図)。
あとは、続きを作業すればOKです。

なお、Adobe Comp CCの詳細はこちらを参照してください。
https://helpx.adobe.com/jp/mobile-apps/how-to/design-print-layout-go.html


No.09 PDF書き出しの表示

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InDesign CC 2015では、[Adobe PDFを書き出し]ダイアログの[一般]に[表示]という項目が追加されました(下図)。

これにより、InDesignから書き出したPDFを開いた際に、どのように表示させるか(初期状態の表示)を設定できます。
※これまでのバージョンでも[インタラクティブPDFに書き出し]ダイアログでは、設定が可能でした。

[倍率]はダイアログ上部の[標準]を「なし」にしている場合のみ指定可能で、指定した倍率でPDFを表示させることが可能です(下図)。

[レイアウト]では、複数ページのPDFをどのように表示させるかを指定します(下図)。
なお、[互換性]に「Acrobat 4(PDF 1.3)」または「Acrobat 5(PDF 1.4)」を選択している場合には、「見開きページ」と「見開きページ(表紙)」は選択できません。

また[フルスクリーンモードで開く]をオンにした場合、PDFはフルスクリーンモードで表示させることができます。


第37回勉強会のお知らせ

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第37回勉強会の開催が決定しましたのでお知らせいたします。セミナー(および懇親会)参加希望者の方は、「勉強会お申し込み」ボタンからお申し込みください。

なお、セミナー終了後にその場で交流会を開催させていただきます。日頃、同業他社の方と話をする機会が少ない方も、ぜひ交流を図って情報交換等をしていただければと思います。

■勉強会
日時:2015年8月29日(土)14時00分〜18時45分
    【セミナーは14時〜18時、交流会は18時〜18時45分を予定しています】
    (13時30分より受付開始)
会場:ウインクあいち 小ホール
    〒450-0002 名古屋市中村区名駅4丁目4-38
    JR名古屋駅桜通口からミッドランドスクエア方面 徒歩5分
    ユニモール地下街 5番出口 徒歩2分
定員:150名
受講料:2,000円(希望者には領収書を発行できます)

■内容(予定)
Session 1:控え目かつ大胆に使い切るPhotoshop
・Camera Rawはデザイナーの最終兵器
・リンク配置でデータ管理が変わる
・劣悪な状態の画像の落としどころ
・デジタルメイクアップのコツ
・Photoshopによる3D処理
・デジタル版シミと日焼け対策
・グラデーションツールの不思議なルール
・ツールの間違った使い方と本当の使い方

Session 2:粘り強く地道に使い切るIllustrator
・正方形はゼロからスタート
・幾何学を好きになろう
・遠近グリッドで立体化
・ブラシ機能の応用とスタンプ処理
・Officeデータとの関わり方
・iCalから下手なカレンダー作り
・ColorMunkiで色集め
・ビットマップ画像の活用

スピーカー:海津 ヨシノリ 氏(YOSINORI KAIZU WORLD
グラフィックデザイナー、イラストレーター、写真家
怪しいお菓子研究家
大学非常勤講師(多摩美術大学・他)

■タイムテーブル(予定です)
14:00〜14:05 ごあいさつ
14:05〜15:25 Session 1:控え目かつ大胆に使い切るPhotoshop
15:25〜15:40 休憩
15:40〜16:15 ミニセッション
16:15〜16:30 休憩
16:30〜17:50 Session 2:粘り強く地道に使い切るIllustrator
18:00〜18:45 交流会

■懇親会(交流会の後、席を変えての飲み会となりますので、希望者のみ申し込んでください)
時間:19時00分頃〜
場所はセミナー会場近くの居酒屋を予定しています。料金は実費です。
詳細が決まりましたら、後程お知らせいたします。

■お願い
※勉強会が近づきましたら、参加者には受講票をメールさせていただきます。
 セミナー当日はプリントして受付にご提示ください。
※当日はネームタッグをご用意いたしますので、名刺を1枚お持ちください。
※USTREAMでの中継や動画撮影は禁止とさせていただいております。
※キータイプの音が気になる方もいらっしゃいます。
 セミナー会場でパソコンを使用する際には、回りの迷惑にならない範囲でご使用ください。

※セミナーは先着順にて受付し、定員に達ししだい受付を締め切ります。
※重複してお申し込みはできません。
※部屋の温度調整は行いますが、座る場所によっては寒いといったケースがあるかもしれません。ひざ掛けやカーディガン等をお持ちいただくと良いかもしれません。
※申し込みのキャンセルや申し込み内容の変更、ご質問等がありましたら、「お問い合わせ」ボタンからご連絡下さい(その際には登録番号をお知らせください)。


懇親会会場

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第37回勉強会後の懇親会会場が決定しましたのでお知らせいたします。

場所:伍味酉 名古屋駅前店
   名古屋市中村区名駅3-18-6
   JR名古屋駅 ユニモール10番出口 徒歩1分/名鉄名古屋本線名鉄名古屋駅 ユニモール10番出口 徒歩1分/国際センター駅から150m
   TEL 052-588-7772
時間:午後7時00分〜
料金:4,000円

よろしくお願い致します。



第37回勉強会終了報告

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2015年8月29日(土)、DTPの勉強部屋「第37回勉強会」が、ウインクあいち小ホールにて開催されました。今回は、DTP黎明期から多くのDTP・デザイン関連の講習・執筆活動をされ、大学などでも教鞭を執られている、海津ヨシノリさんをお招きして、Illustrator、Photoshopに関する講習をしていただきました。
ミニセッションでは、松浦正典さんの、新しい印刷システムの見学会の報告と、アドビ システムズ株式会社の岩本崇さんによる、AdobeCCのPRが行われました。
※告知では、海津さんのSessionは前半Photoshop、後半Illustratorとアナウンスされていましたが、当日の都合により順序が逆になりました。

Session 1:粘り強く地道に使い切るIllustrator
スピーカー:海津 ヨシノリ 氏YOSINORI KAIZU WORLD

まず、海津さんは「自分の場合、あまり一般的でない使い方をする」「早く作業を終わらせたい」「効率よくやりたい」という前提を前置きしたうえで、Sessionをはじめました。
最初に「ピタゴラスの定理」の話が始まり、会場に難題(?)を出題するのですが、「意地悪な答え」にびっくり。これは「ソフトウェアを使うときも常に頭を柔らかくしなくてはいけない」という話の例えでした。
具体的なテクニックとしては、「自分なりの配色セットの作り方」「多すぎるパスのアンカーポイントを少なくする方法」「ラスタライズを使用して文字を朽ちたように加工する方法」「低解像度の画像しかない場合の対処法」「マンガの集中線の作成方法」「数珠のつくりかた」などなど、次々と惜しみなく披露していただきました。海津さんのテクニックの特長として、やり方を見せてもらうと「あ、なーんだ」と思えるほどシンプルなのですが、だからこそ「頭を柔らかくする」ことの重要性を再認識させられます。他にも、「塗り・線のない〈透明な〉図形」を使用したテクニックには「なるほど」と思うような発見がありました。
海津さんは、様々なテクニックを紹介しながらも、「同じテクニックを古いバージョンでも再現できるようにしておくこと」の重要性も強調されました。そうすれば、万が一外出先や客先で古いバージョンのIllustrarorで作業しなくてはいけない場合でも対処できるとのことです。このような状況に応じた柔軟な対応力を持つことは、クライアントの満足にもつながるといいます。さらに「わざと遠回りして同じ物を作ってみると新しい発見がある」ということも述べられました。
他に、デザイナーにおすすめのツールとしてColorMunkiの実演紹介もありました。外出先でも手軽に色のサンプリングができるので、クライアントとの打ち合わせに重宝するとのことでした。

ミニセッション:

スピーカー:松浦 正典 氏(株式会社文溪堂
「新しい印刷システムを見学してきました」として、シルクスクリーン印刷でおなじみの大和グランドさんの、印刷機のお披露目会。シルクスクリーン印刷とオフセット印刷の両方の利点を持った、新しい印刷機「SAT」とその印刷の凄さを、写真と実際の印刷物を交えて紹介。

スピーカー:岩本 崇 氏(アドビ システムズ株式会社
各地のDTP系セミナーでおなじみ、アドビの岩本さんによるAdobe Creative Cloudの宣伝。Creative Cloudは単なるソフトウェアの集合ではなく、フォントや素材、ファイル共有などクリエイティブを総合的にサポートする、「環境」ツールとして進化していることをアピール。さらに便利なモバイルアプリなどの紹介もありました。

Session 2:控え目かつ大胆に使い切るPhotoshop
スピーカー:海津 ヨシノリ 氏YOSINORI KAIZU WORLD

Session 2では、まずCamera Rawの便利な使い方を紹介。通常のフォトレタッチにおける色調整はPhotoshopの「トーンカーブ」など「スキルが必要な」ツールを使うことが一般的に多いですが、Camera Rawを使用した方が手軽で完成度の高いレタッチがやりやすい、とデモを交えて説明していただきました。さらにBridgeから画像を直接Camera Raw調整ができたり、PhotoshopからCamera Rawを起動して調整し直すこともできるので、使い勝手がよいとのことです。そしてCamera Raw現像の方が画像が劣化しにくいというメリットがあるということでした。
画像合成において難しい、物体の「影」を作る場合も「スキルが必要な」やりかたではなく、元画像の影を上手く使う方法を実演されました。
人物の顔写真に簡単にデジタルでメイクを施す方法は、一見おおざっぱな作業でありながら、完成した写真は驚くほど自然な仕上がりになりました。
他にも、人物写真において口や目を簡単に水平に補正する方法や、不自然にならない「年配の方のしわ」の消し方、ボリューム不足な「髪の増やし方」など、普段レタッチに苦手意識を持っている人でもできるような、驚くほど手軽なテクニックの連続でした。
人物の写真補正は、レタッチをしているうちに感覚がマヒしてきて、元となる人物とは別人のようになってしまうこともよくあるので、注意が必要とのことでした。そのようなミスを防ぐには、一旦作業を離れて時間をおくか、身近な人に客観的に画像を見てもらうなどの方法が有効であるといいます。

Session 1、Session 2を通して、海津さんが紹介されたテクニックは特別なスキルがなくても、手軽で素早くでき、それでいてプロの品質は確保された技が多く、すぐに試してみたくなった方は多かったと思われます。

レポート:加納 佑輔


No.10 Publish Online

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InDesign CC 2015(2015.1リリース)で作成したドキュメントをオンラインで公開して、Facebookや個別のURLとして共有することのできる「Publish Online(プレビュー版)」という機能が追加されました。
公開するInDesignドキュメントには、ビデオやオーディオ、アニメーションといったInDesignのすべてのインタラクティブ機能を含めることができるそうで、ブラウザで表示可能なHTMLバージョンとして表示されます。
※Publish Onlineは、2015年9月現在、プレビュー版となっており、まだ完全に実用レベルになっていないので、使用の際は注意してください。

ここでは、下図のようなドキュメントを公開してみたいと思います。なお、このドキュメントには、アニメーションが設定してあります。

ドキュメントを開いた状態で[コントロール]パネルの[Publish Online]ボタンをクリックします(下図)。
あるいは、[ファイル]メニューから[Publish Online(プレビュー)]を選択してもかまいません。

すると[Publish Onlineオプション]ダイアログが表示されるので、各項目を設定します(下図)。

設定できたら[OK]ボタンをクリックすると、アップロードが開始されます(下図)。

アップロードが正常に完了したら、[ドキュメントを表示]ボタンをクリックします(下図)。
なお、公開URLを他の人に教える場合には、コピーを実行します。また、ソーシャルネットワークで共有したい場合には、それぞれ目的のアイコンをクリックします。

すると、アップロードしたドキュメントがブラウザで表示されます(下図)。
表示されたドキュメントには、きちんとアニメーションが反映されているのが確認できます。

表示されたドキュメントは、下部のツールバーを使用して、ページの移動や拡大・縮小、全画面で表示、オンラインヘルプで詳細情報の確認、サムネイルの表示、オーディオのオン/オフ、リンクを他のユーザーと共有、不正使用の報告ができます。

また、公開されたドキュメントは、[ファイル]メニューから[最近の公開]を選択することで、最近公開した最大5つのドキュメントにアクセスできます(下図)。

すべての公開済みドキュメントにアクセスして管理するには、[ファイル]メニューから[Webダッシュボード]を選択します (下図)。

すると、自分が公開したドキュメントがブラウザで表示され、管理することができます (下図)。


第38回勉強会のお知らせ

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第38回勉強会の開催が決定しましたのでお知らせいたします。セミナー(および懇親会)参加希望者の方は、「勉強会お申し込み」ボタンからお申し込みください。

なお、セミナー終了後にその場で交流会を開催させていただきます。日頃、同業他社の方と話をする機会が少ない方も、ぜひ交流を図って情報交換等をしていただければと思います。

■勉強会
日時:2015年11月21日(土)14時00分〜18時45分
    【セミナーは14時〜18時、交流会は18時〜18時45分を予定しています】
    (13時30分より受付開始)
会場:ウインクあいち 小ホール
    〒450-0002 名古屋市中村区名駅4丁目4-38
    JR名古屋駅桜通口からミッドランドスクエア方面 徒歩5分
    ユニモール地下街 5番出口 徒歩2分
定員:150名
受講料:2,000円(希望者には領収書を発行できます)

■内容(予定)
Session 1:SAT SYSTEMにおけるデザインの可能性
近年のオフセット印刷は、オンデマンド印刷を意識せざるを得ない市場性になり、機械スピードのさらなる向上や高細線化、インラインホイラーやコーターなどの組み合わせによる、表現の拡張などに取り組んできました。名刺やチラシなど、ネット販売による低価格化で、他の印刷価格も引きずられるように落ちています。
SATグループでは、全く違う観点からオフセット印刷を見つめ、8年間思考錯誤した結果、今までに無い概念を実現しました。それが「耐久力の有る高細線の印刷」です。
200線の高細線で、耐久力の有る印刷が可能だと考えると、一体、どんなコトをデザイン出来るでしょうか?
「エッ?オンデマンドでも、耐久力の有るプリンター出力は有るでしょ?」
皆さん、そうお考えになると思います。
では、以下のようなオーダーの場合は、どうでしょうか?
「オリンピック期間中に使用する、屋外ディスプレーを高細線で1,000枚欲しい」
「美術館のロビー壁面に、和の淡いパターンを全面施工したい」
「A全サイズのリトグラフを作成したいが、耐水で耐光性の有る物を100枚、3日後に」
「バイクのカウルデザインにグラデが欲しい。当然成型する」
「EVの車内デザインパーツに、繊細なディテールを採用したい」
「キッチンや家電をトータルデザインで量産したい」

SAT SYSTEMは、全てのオーダーに応えられます。
皆さんだったら、どんな可能性を考え、どんなデザインが出来るでしょうか?

スピーカー:河合 省吾 氏(大和グランド株式会社専務取締役)
1956年 岐阜の山奥生まれ、幼少期はビンボーで服は常に、お下がり&貰い物。頭が悪くて普通科に行けず、工業高校行き。成績は赤ザブトンが付きまとう。
19才、花の東京で印刷営業デビュー。こんな無茶な話は無いと、今でも思う。営業力は「酒」に非ず、説得できる技術ベースが重要と確信。家業の印刷現場に入り、修行の日々。
業界団体のツアーでは無く、強者(つわもの)に付いて世界を見て回る。アメリカ、カナダ、ドイツ、オランダ、イギリス、イタリア、チェコ、中国、ベトナムetc
日本の印刷、鎖国状態を思い知る。Mede in JAPAN って何なのかを自問自答。
2015年 SAT SYSTEM誕生

Session 2:脱・初心者!Illustratorのアピアランスを使いこなそう
Illustratorに「アピアランス」の概念が導入されてからはや15年。角丸やドロップシャドウはDTPでも定番の効果ですが、「機能全体を使いこなせているかちょっと自信がない」と言う方も多いのではないでしょうか。
基礎編では「アピアランスとはなんぞや?」という概念の部分を、応用編では効果を組み合わせて作るさまざまなアピアランスを解説。「単純な効果同士の組み合わせでこんな表現も出来るのか!」という作例や、ちょっとしたイラスト制作にも役立ちそうな活用法もご紹介します。
実務にきっと役立つアピアランス、使いこなしのための第一歩になれば幸いです。

スピーカー:五十嵐 華子/hamko 氏(ham factory
チラシや冊子などの制作をメインとする印刷会社でオペレーター、ディレクターを経て、2010年に退職・独立。現在はDTPやデザイン、イラスト制作をメインにフリーランスで活動。イラスト制作・DTPオペレーション両方の観点から、見た目も構造も美しく、「後工程に迷惑をかけないデータ」を目指して日々模索中。
著書に神速Illustrator(アスキー・メディアワークス発行・共著)。2014年グループ展「Vectorial Love」出展。
(Twitter)https://twitter.com/hamko1114

■タイムテーブル(予定です)
14:00〜14:05 ごあいさつ
14:05〜15:25 Session 1:SAT SYSTEMにおけるデザインの可能性
15:25〜15:40 休憩
15:40〜16:15 プチセッション
16:15〜16:30 休憩
16:30〜17:50 Session 2:脱・初心者!Illustratorのアピアランスを使いこなそう
18:00〜18:45 交流会

■懇親会(交流会の後、席を変えての飲み会となりますので、希望者のみ申し込んでください)
時間:19時00分頃〜
場所はセミナー会場近くの居酒屋を予定しています。料金は実費です。
詳細が決まりましたら、後程お知らせいたします。

■お願い
※勉強会が近づきましたら、参加者には受講票をメールさせていただきます。
 セミナー当日はプリントして受付にご提示ください。
※当日はネームタッグをご用意いたしますので、名刺を1枚お持ちください。
※USTREAMでの中継や動画撮影は禁止とさせていただいております。
※キータイプの音が気になる方もいらっしゃいます。
 セミナー会場でパソコンを使用する際には、回りの迷惑にならない範囲でご使用ください。

※セミナーは先着順にて受付し、定員に達ししだい受付を締め切ります。
※重複してお申し込みはできません。
※部屋の温度調整は行いますが、座る場所によっては寒いといったケースがあるかもしれません。ひざ掛けやカーディガン等をお持ちいただくと良いかもしれません。
※申し込みのキャンセルや申し込み内容の変更、ご質問等がありましたら、「お問い合わせ」ボタンからご連絡下さい(その際には登録番号をお知らせください)。


No.01 Creative Cloudアセット

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Creative Cloudメンバーシップに加入すると、Adobeの数あるデスクトップツールだけでなく、モバイルアプリやさまざまなサービスを利用することができますが、まずは、Creative Cloudアセットについて理解しておきましょう。

最初にCreative Cloudのいずれかのアプリケーションのダウンロードを行った際に、自動的にインストールされるのが「Creative Cloudデスクトップ」というアプリケーションです(Adobe Application Managerをインストールしていた場合は、Creative Cloudデスクトップアプリケーションに自動的に更新されます)。
こちらからダウンロードすることも可能です。

「Creative Cloudデスクトップ」はメニューバーやタスクバーに常駐され、アプリケーションのダウンロードやインストールをはじめ、Adobe TypekitやAdobe Stock等のさまざまなサービスを素早く利用することができます。
まずは、メニューバーの「Creative Cloudデスクトップ」のアイコンをクリックして、[アセット]の中の[ファイル]を選択してみましょう。下図のような画面が表示されます。

なお、下図のような画面が表示される方は、まずは自分のAdobe IDでログインする必要があります。

次に[フォルダーを開く]をクリックすると、自分のマシン内に作成された[Creative Cloud Files]が表示されます(下図)。このフォルダ内に置いたファイルは、自分のCreative Cloudのクラウドスペースに同期され、いつでもどこからでも利用することが可能となります。ファイルの右下に緑色のアイコンが表示されている場合は、問題なく同期が取れていることをあらわしています。
なお、使用可能なストレージ容量は、グループ版が100GB、個人版が20GBとなっています。

では今度は、「Creative Cloudデスクトップ」の[アセット]→[ファイル]で、[Webで表示]をクリックしてみましょう。
すると、ブラウザが立ち上がり、Creative Cloudアセットが表示されます。
アセットとは「資産」という意味で、左側のリストを見てみると、大きく3つのカテゴリーに分かれているのが分かります。

[ファイル]は、まさにファイルの保管場所で、自由にファイルを置いておけるスペースです(上図)。自分のマシン内の[Creative Cloud Files]フォルダには、このスペースの中身と同じものが表示されますが、ファイルを直接、ブラウザ上にドラッグすることでもアップロードは可能です。

[モバイル作品]は、Adobe CopmやAdobe Draw等、モバイルアプリを使用して作成したファイルが保存されるスペースです(上図)。
※モバイルアプリによっては、[ライブラリ]に保存されるものもあります。

[ライブラリ]は、InDesignの[CCライブラリ]パネルやPhotoshop、Illustratorの[ライブラリ]パネルと同期しており、CC Libralyの機能を利用して登録したアセットが表示されます(上図)。また、Adobe Capture CC等のモバイルアプリを使用して保存したアセットや、Adobe Stockからダウンロードした素材もここに保存されます。
なお、[ライブラリ]には[カラーテーマ][文字スタイル][段落スタイル][ブラシ][グラフィック]等が保存されます。
※2015年10月現在、Color CC、Shape CC、Brush CC、Hue CCの4つのモバイルアプリは、Capture CCとして1つのアプリとして統合されました。

また、Creative Cloudアセットは他の作業者と共有することも可能です。
例えば、下図のフォルダは左上に共有アイコンが表示され、「2」となっているのが分かります。これは、(自分を含めて)2人と共有していることをあらわします。
ファイルやフォルダを他の作業者と共有したい場合には、右下の▼マークをクリックして[フォルダー共有]を選択します。

すると、[共有者を招待]するダイアログが表示されるので、共有したい相手のメールアドレスやメッセージを入力して[招待]ボタンをクリックします(下図)。
相手にメールが配信され、相手が共有を承諾すれば、実際に共有が開始されます。

なお、ファイルを共有するのではなく、ファイルをダウンロードしてもらいたい場合には、▼マークをクリックして[リンクを送信]を選択します(下図)。

すると、[リンクを送信]するダイアログが表示されるので、[公開リンクを作成]ボタンをクリックします(下図)。

目的のファイルの公開リンクのURLが作成されるので、メールアドレスを入力して[リンクを送信]ボタンをクリックします(下図)。
あるいは、URLをコピーして、メール等に貼り付けてもかまいません。

また、ファイルを削除したい場合には、▼マークをクリックして[アーカイブ]を選択します(下図)。

すると、そのファイルは消えますが、実際にファイルが削除されたわけではなく、[アーカイブ済み]に移動します。
完全にファイルを削除したい場合には、[アーカイブ済み]を表示させ、目的のファイルにチェックを入れて、[完全に削除]ボタンをクリックします(下図)。

また、ファイルは過去のバージョンの状態に戻すことも可能です。
目的のファイルを表示させたら、[アクティビティ]を選択します(下図)。

[すべての履歴]の項目を見てみると、このファイルにはいくつかのバージョンがあることが確認できます。戻したい過去のバージョンを選択し、[復元]ボタンをクリックします(下図)。

すると、[バージョンを復元しますか?]と聞かれるので、[復元]ボタンをクリックします(下図)。

ファイルが、指定した過去のバージョンの状態に戻ります(下図)。
なお、過去のバージョンの状態に戻すことができるのは、最長で10日間までです。
それ以前の状態には戻せないので注意してください。

※Creative Cloudのサービス等に関しては、Adobeのサイトも参照してください。
InDesignでのライブラリ活用法
ライブラリ機能の概要


No.02 Typekit

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Adobe Typekitは、Creative Cloudメンバーが利用できるフォントのサービスです。
InDesignやIllustrator、Photoshopのフォントメニューを表示させると、[Typekitからフォントを追加]というボタンが用意されているのでクリックします(下図)。

[書式]メニューから[Typekitからフォントを追加]、あるいは「Creative Cloudデスクトップ」アプリから[Typekitからフォントを追加]を実行してもOKです(下図)。

すると、ブラウザでtypekit.comのサイトが表示されます(下図)。
Creative Cloudメンバーは、ここに用意された好きなフォントをデスクトップフォント、あるいはWebフォントとして使用(同期)することができます。

【ブラウズモード】
[デフォルト]を選択すると欧文フォントが、[日本語]を選択すると和文フォントが表示されます。

【分類】
各ボタンを選択することで、目的に応じたフォントを絞り込むことができます。

【表示】
[Web]を選択するとWebフォントとして使用できるフォント、[同期]を選択するとデスクトップフォントとして使用できるフォントが表示されます。

【おすすめ】
[本文]を選択すると本文用に最適なフォントが、[見出し]を選択すると本文用に最適なフォントが表示されます。

【書体の属性】
[太さ]等で絞り込むことができます。

【言語サポート】[デフォルト]のブラウズモードの時のみ表示される
言語に応じたフォントの絞り込みができます。

また、表示させるサンプルテキストの変更やサイズの変更、グリッド表示とリスト表示の切り替え等もできますので、目的に応じて変更してください。
使用したいフォントが見つかったら、そのフォントの上にマウスカーソルを合わせます。[+フォントを使用]ボタンが表示されるのでクリックします(下図)。
なお、フォント名の部分をクリックすると、そのフォントのファミリーの詳細を確認できます。

すると、選択されたフォントのファミリーが表示されるので、各ウエイトのオン/オフを切り替えて[選択したフォントを同期]ボタンをクリックします(下図)。

これで同期が開始されます(下図)。
なお、[このメッセージを次回も表示する]のチェックを外しておくことで、このメッセージを次回からスキップすることも可能です。

InDesignのフォントメニューを見てみると、同期したフォントが使用可能になっているのが分かります(下図)。
なお、[フィルター]の[Typekitフィルターを適用]アイコン(赤枠部分)をクリックすると、フォントメニューにTypekitフォントのみを表示させることもできます。

ちなみに、同期したTypekitフォントはInDesignやIllustratorだけでなく、Adobe以外のすべてのアプリケーションで使用可能です。
※同期したフォントをメニューに追加するには、再起動が必要なアプリケーションもあります(Microsoft Office等)。

ただし、InDesignやIllustratorでは「パッケージを実行してもTypekitフォントは収集されない」ので注意が必要です。
しかしInDesignやIllustratorでは、ドキュメントを開いた段階で下図のような[環境に無いフォント]のダイアログが表示され、[フォントを同期]ボタンをクリックするだけで簡単に同期できるので、Creative Cloudユーザー間でのドキュメントの受け渡しはとくに問題ありません。
※Illustratorでこのダイアログが表示されるのは、Illustrator CC 2014以降です。

なお、同期したTypekitフォントはブラウザ上で管理できます。
[同期フォント]ボタンをクリックすると、現在同期しているフォントが表示されるので、[管理]や[削除]ができます(下図)。
※「Creative Cloudデスクトップ」アプリの[アセット]→[フォント]の画面で、[フォントを管理]ボタンをクリックすることでも、この画面を表示できます。

※Creative Cloudのサービス等に関しては、Adobeのサイトも参照してください。
InDesignでのライブラリ活用法
ライブラリ機能の概要


No.03 Creative Cloud Libraries

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Creative Cloud Librariesは、Photoshop、Illustrator、InDesignで登録したさまざまな素材(アセット)をアプリケーションを越えて利用したり、共有することのできる機能です。
PhotoshopとIllustratorでは[ライブラリ]パネル、InDesignでは[CC Libraries]パネルを使用して、アセットの登録や管理を行います(下図)。

これらのパネルでは、[カラーテーマ][文字スタイル][段落スタイル][ブラシ][グラフィック]等を運用することができますが、アプリケーションによってはその機能を持たないため、使用できないものもあります。例えば、InDesignでは[ブラシ]のアセットは使用できません。
なお、Adobe Capture等のいくつかのモバイルアプリで作成したアセットも、Creative Cloud Librariesに保存されます。

[CC Libraries]パネルでは、複数のライブラリを作成することができるため、仕事の内容に応じたライブラリを作成しておくと便利です。デフォルトでは「マイライブラリ」のみが存在しています。
作成方法は、[CC Libraries]パネルのプルダウンメニューから[新規ライブラリ]を選択します(下図)。

すると、名前の入力を求められるので、任意の名前を入力して[作成]ボタンをクリックします(下図)。

これで、新しいライブラリの作成は完了です(下図)。
あとは、このライブラリにアセットを登録していきます。

アセットを登録する場合は、目的のオブジェクトを選択して、[CC Libraries]パネル上にドラッグ&ドロップします(下図)。
ここでは、InDesignのパスオブジェクトをラッグ&ドロップしました。

すると、そのオブジェクトが[CC Libraries]パネルに登録されます(下図)。

あるいは、目的のオブジェクトを選択した状態で、[CC Libraries]パネルの下部のボタンをクリックしてもかまいません(下図)。
なお、登録するオブジェクトがグラフィックなのか、カラーなのか、段落スタイルなのか、文字スタイルなのかによって、それぞれクリックするボタンは異なります。

なお、登録されたアセットは下部をダブルクリックすることで、分かりやすい名前を付けておくことができます(下図)。

今度は、Photoshopに切り替えてみましょう。
[ライブラリ]パネルで「sample」を表示させると、InDesign上で登録したアセットが確認できます(下図)。

では、今度はPhotoshopの画像を[ライブラリ]パネルに追加してみましょう(下図)。
操作方法はInDesignと同じです。

今度は、Illustratorに切り替えてみましょう。
[ライブラリ]パネルで「sample」を表示させると、InDesignとPhotoshop上で登録したアセットが確認できます(下図)。

では、Illustratorのパスブジェクトを[ライブラリ]パネルに追加してみましょう(下図)。
ここでは、オレンジ色のオブジェクトを登録しました。

では、InDesignに切り替え、新規ドキュメントに登録したアセットを配置してみましょう。
まずは、InDesign上で登録したパスオブジェクトをドキュメント上にドラッグして配置してみます。
すると、リンクとしてではなくInDesignのパスオブジェクトとして配置されました(下図)。

今度は、Photoshop上で登録した画像を、InDesignドキュメントに配置してみましょう。
すると、リンク画像として配置されるのが分かります。
※画像の左上に表示されるアイコンが、雲のマークの「クラウドアイコン」になっており、自分のクラウドスペース(Creative Cloud Libraries)にある画像にリンクされていることを確認できます(下図)。

では、同じ画像を【option】キー(Windowsでは【alt】キー)を押しながら配置してみます。
すると、今度はクラウドアイコンが表示されません(下図)。
[リンク]パネルを確認してみると、埋め込みとして配置されているのが分かります。
このように、【option】キー(Windowsでは【alt】キー)を押しながら配置した場合には、リンクではなく、埋め込み画像として配置することも可能です。

では、Illustrator上で登録したパスオブジェクトを、InDesignドキュメントに配置してみましょう。
Photoshop画像同様、クラウドアイコンが表示され、リンク画像として配置されるのが分かります(下図)。

では、同じ画像を【option】キー(Windowsでは【alt】キー)を押しながら配置してみます。
すると、今度は埋め込まれた画像として表示されます(下図)。
ただし、残念ながらInDesign上ではパスの編集はできません。

ちなみに、Illustratorドキュメント上で、InDesign上で登録したパスオブジェクトを【option】キー(Windowsでは【alt】キー)を押しながら配置すると、リンク画像でななくクリッピングマスクが適用された状態のパスオブジェクトとして配置可能です。
そのため、クリッピングマスクを解除すれば、パスの編集も可能です(下図)。

なお、[カラーテーマ][文字スタイル][段落スタイル]は、そのままテキストやオブジェクトに適用できます。
また、[パッケージ]を実行した際には、クラウド上にリンクされた画像も問題なく収集することが可能です。その際の画像の名前は、[CC Libraries]パネル上で付けた名前が使用されます。

●ライブラリの同期

ライブラリは他の作業者と共有して使用することができます。自分が作成したライブラリを共有したい場合には、[CC Libraries]パネルのパネルメニューから[共同利用]を選択します(下図)。

すると、自分のCreative Cloudのマイアセットがブラウザで表示され、さらに[共有者を招待]するダイアログが表示されます(下図)。
このダイアログに、共有したい相手のメールアドレスやメッセージを入力して[招待]ボタンをクリックすると、目的の相手にメールが配信され、その相手が招待を受け入れれば目的の「ライブラリ」は共有されます。

※Creative Cloudのサービス等に関しては、Adobeのサイトも参照してください。
InDesignでのライブラリ活用法
ライブラリ機能の概要


No.04 Adobe Stock

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Adobe Stockは、Adobeが始めたフォトサービスで、数千万点もあるロイヤリティフリー素材を購入することができるサービスです。Creative Cloudと連動して使用することができるのが大きなメリットで、スムーズなワークフローを実現できます。

では、実際にAdobe Stockの画像を使用してみましょう。
まず、[Creative Cloudデスクトップ]アプリから[Stock]を選択します(下図)。

検索フィールドに探したい画像の検索ワードを入力します。
ここでは「城 and 日本」と入力しました(下図)。
なお、and, or, not 等のプール演算子を使用することができます。

ブラウザが立ち上がり、検索ワードが反映された状態でAdobe Stockのサイトが表示されます(下図)。
なお、[Creative Cloudデスクトップ]アプリからではなく、各アプリケーションの[ファイル]メニューや[CC Libraries]パネルのパネルメニュー等からもAdobe Stockのサイトにアクセスできます。

「写真」「イラスト」「ベクトル」の絞り込みをはじめ、検索結果が多い場合には、右上に表示されているアイコンをクリックすることで、さらに詳細な絞り込みが可能です(下図)。
※2015年10月現在、取り扱われている素材は「写真」「イラスト」「ベクトル」のみですが、近日中にビデオ素材も取り扱いが始まるとアナウンスされています。

使用してみたい素材が見つかった場合には、クリックすることで詳細を確認できます(下図)。

このままこの画像を購入して使用する場合は[ライセンスを購入して保存]をクリックしますが、とりあえず試してみたい場合には[プレビューを保存]をクリックし、別の画像を検索したい場合には[似た画像を検索]をクリックします。

ここでは、とりあえず試してみたいと思いますので[プレビューを保存]をクリックしますが、この場合、Creative Cloud Librariesのどの「ライブラリ」に保存するのか、あるいはデスクトップに保存するのかを指定できます(下図)。
Creative Cloud Librariesに保存すると、画像を購入した際に簡単な手順で高品質な画像に差し替えられる等のメリットがあるので、ここではCreative Cloud Librariesの「sample」に保存することにします。

すると、「画像が保存されました」というメッセージが表示され、指定したライブラリに画像が保存されます(下図)。

InDesignに切り替え、[CC Libraries]パネルで指定したライブラリを表示させると、この画像が「グラフィック」に追加されているのを確認できます(下図)。

[CC Libraries]パネルから画像をドラッグ&ドロップして、ドキュメントに配置します(下図)。
なお、購入していない画像には、図のようにウォーターマークが表示されます。

実際にこの画像を使用することになったら、画像を購入する必要があります。
[CC Libraries]パネルの目的の画像上で右クリックして[画像のライセンスを取得]を選択します(下図)。

すると、画像のライセンスをAdobe Stockで購入するかどうかを聞かれるので、[OK]ボタンをクリックします(下図)。

ブラウザでAdobe Stockのサイトが表示されるので、自分にとって最適なプランを選択して画像を購入します(下図)。
これにより、高品質な画像がダウンロードされ、自動的に画像が差し変わります。他のサービスのように、高品質な画像をダウンロード後に、手動で画像を差し替えるといった手間を減らすことができるわけです。

なお、Adobe StockのサービスはCreative Cloudメンバーシップに加入していなくても使用することのできるサービスです。
ただしその場合、Creative Cloudメンバーのような割引を受けることはできません。

※Creative Cloudのサービス等に関しては、Adobeのサイトも参照してください。
InDesignでのライブラリ活用法
ライブラリ機能の概要



No.11 プライマリテキストフレーム

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プライマリテキストフレームは、InDesign CS6の時に搭載された機能ですが、以前掲載した内容では不十分でしたので、再度、解説していきたいと思います。
なお、以前の記事は[InDesign CS6]の「No.01 プライマリテキストフレーム」を参照してください。

まず、[新規ドキュメント]ダイアログを見てみましょう。
このダイアログには[プライマリテキストフレーム]という項目があります(下図)。この[プライマリテキストフレーム]という機能は、CS5.5までは[マスターにテキストフレーム]という名前でした。たんにマスターページ上にテキストフレームを作成してくれるだけの機能で、あまり使用するメリットはありませんでしたが、CS6で名前が変わり、使える機能に生まれ変わりました。

では、[プライマリテキストフレーム]をオンにして新規ドキュメントを作成してみましょう。
ここでは、下図のような設定でレイアウトグリッドを作成しました。

すると、1ページ目には自動的にフレームグリッドが作成されています(下図)。
CS5.5までの[マスターにテキストフレーム]という機能では、マスターページ上にテキストフレームを作成してくれますが、実際のドキュメントページ上にはテキストフレームは作成してくれませんでした。

では、マスターページに移動し、フレームグリッドの設定を変更してみましょう。
フレームグリッドを選択して[オブジェクト]メニューから[フレームグリッド設定]を選択します。[フレームグリッド設定]ダイアログが表示されるので、ここでは3段組から4段組に設定を変更してみましょう(下図)。
※なお、レイアウトグリッドとフレームグリッドの設定がずれてしまいますので、[レイアウト]メニューから[レイアウトグリッド設定]を選択して、レイアウトグリッドの設定もフレームグリッドに合わせておくと良いでしょう(ここでは、この解説は省きます)。

[OK]ボタンをクリックして1ページ目に移動すると、1ページ目に表示されていたフレームグリッドも自動的に3段組から4段組に修正されているのが分かります(下図)。
このように、[プライマリテキストフレーム]の機能を使用することで、本文フォーマットの変更にも簡単に対応することができます。これが[プライマリテキストフレーム]の大きなメリットです。

ただ、実際の作業でフォーマットを変更する場合には、あらたにマスターページを作成して、そのマスターページに異なるフォーマットを作成しておくのがお勧めです(つまり元のフォーマットは残しておきます)。そうすることで、いつでも元のフォーマットに戻すことができます。

では、新規でドキュメントを作成する際に[プライマリテキストフレーム]をオンにしていなかった場合はどうしましょう。
この場合、まずマスターページ上にプレーンテキストフレームまたはフレームグリッドを作成します。作成したテキストフレームを選択すると、下図のようなアイコンが表示されているのが分かります。

このアイコンをクリックすると、アイコンの表示が矢印付きのものに変わり、プライマリテキストフローがオンになります(下図)。このマスターページをドキュメントページに適用すれば、フォーマットの変更にも柔軟に対応できます。
なお、ページをまたいでテキストを流したい場合には、スプレッドのプレーンテキストフレームまたはフレームグリッドを連結しておきます。

例えば、下図のケースは3段組のフレームグリッドを設定してある「Aマスター」が適用してあります(プライマリテキストフローはオンになっています)。

このページに、4段組のフレームグリッドを設定してある「B-マスター」を適用すると、下図のように即座にレイアウトが変更されます(プライマリテキストフローはオンになっています)。

ただし、フォントやフォントサイズが異なるフレームグリッドをあらたに適用する場合には注意してください。テキストが、新しいフレームグリッドの影響を受けてしまします。あらかじめ、段落スタイルを作成しておくなどしておけば、スムーズな運用が可能となります。


No.05 Creative Cloud Market

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Creative Cloud Marketは、Creative Cloudユーザーが使用できるサービスで、画像やUI、パターンやブラシ等、仕事で役立つコンテンツのコレクションです。コンテンツはクリエイターが作成しているため、非常に高品質なのが特徴です。毎月500個まで、無料でダウンロード可能です。

では、実際にCreative Cloud Marketを使用してみましょう。
まず、[Creative Cloudデスクトップ]アプリから[アセット]→[Market]を選択します(下図)。

たくさんのコンテンツが表示されますが、[全カテゴリー/おすすめ]の所をクリックすると、目的に応じた絞り込みが可能です(下図)。
カテゴリーは「画像」「UI」「ベクトル画像」「アイコン」「パターン」「ブラシ」に分かれています。

ここでは、右側にある検索アイコンをクリックしてみましょう。
すると、検索ワードの入力が可能となるので、目的のテキストを入力して実行します。
ここでは「Apple Watch」という検索ワードで検索しました(下図)。

すると、検索した内容に関連するコンテンツのみが表示されます。
使用したい素材を見つけたら、クリックすることでファイルサイズや形式等、詳細な内容を確認できます(下図)。

実際にダウンロードするには、右上にある[ダウンロード]ボタンをクリックし、ダウンロードするライブラリを指定します。ここでは「sample」を選択しました。
これで、ダウンロードが開始されます。

InDesignに切り替え、[CC Libraries]パネルで指定したライブラリを表示させると、この画像が「グラフィック」に追加されているのを確認できます(下図)。
あとは、通常の画像同様、使用できます。

※Creative Cloudのサービス等に関しては、Adobeのサイトも参照してください。
InDesignでのライブラリ活用法
ライブラリ機能の概要


No.06 Adobe Comp CC

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Comp CCは、iPhone&iPad用のタッチアプリ(無料)です(下図)。
指先でドラッグしたり、タップしたりするだけの簡単な操作で、iPhoneやiPad上でカンプを作成することができます。移動先やクライアントとの打ち合わせの最にも威力を発揮するアプリなので、ぜひ使ってみると良いでしょう。

Comp CCをインストールしたら、起動してみましょう(ここではiPadで起動します)。
起動すると下図のような画面が表示されます。新規でカンプを作成する場合には、左側の「+」マークをタップして新規プロジェクトを作成します(下図赤丸部分)。
※起動時に[Adobe IDでログイン]の画面が表示される場合は、自分のAdobe IDでログインする必要があります。

形式を選択する画面になるので、目的に応じたサイズを選択します(下図)。
ここでは「A4縦」を選択しました。

まっさらなドキュメントが表示されるので、このドキュメントにオブジェクトを作成していきます。
まず、指で×印を描いてみましょう(下図)

すると、画像用のグラフィックフレームが作成されます(下図)。

このように、指でジェスチャーを実行することで、さまざまなシェイプを作成できます。
どのようなジェスチャーをすれば、どのようなシェイプが作成できるかは、上部右から2番にある設定アイコンをタップし、続けて[操作ジェスチャーのヘルプ]をタップします(下図)。

すると、[操作ジェスチャー]が表示されます(下図)。
簡単なジェスチャーなので、覚えておくと良いでしょう。
なお、シェイプを消去したい場合には、一番右下のジェスチャー、操作を1つ前に戻りたい場合には、上部右側にある一番左のアイコン(赤丸部分)をタップします。

今度は、位置とサイズを調整してみましょう。
シェイプを選択してドラッグすれば位置を、ハンドルをドラッグすればサイズを調整できます(下図)。

では、作成したオブジェクトに画像を配置してみましょう。
下部一番左のアイコンをタップします(上図)。
すでにiPadに保存されている画像や、iPadで撮影した画像、自分のCreative Cloud Librariesの画像、あるいはCreative Cloud MarketやAdobe Stockの画像を使用することができます(下図)。
ここでは、[マイライブラリ]の「sample」からApple Watchの画像を指定して配置します。

配置した画像はトリミングも可能です。
下部左から2番目のアイコンをタップし、トリミングします(下図)。

今度はタイトル部分を作成します。
必要なジェスチャーを行い、表示されたテキストをタップして、テキストを入力します。
フォントやサイズの変更は、下部左から3番目のアイコンをタップします(下図)。
※フォンには、Typekitのフォントを指定することもできます。

カラーの変更は、下部一番左のアイコンをタップして行います(下図)。

次に本文テキストを作成します(下図)。

さらに四角形を作成し、カラーを設定します(下図)。

各シェイプは上下の位置関係を変更することもできます。
位置関係の変更は、下部右から三番目のアイコンをタップして行います。
ここでは、A4全面に作成した長方形を最背面に移動させました(下図)。

カンプが作成できたら、上部右側の右から3番目のアイコンをタップします。
すると、InDesign CC、Photoshop CC、Illustrator CCのそれぞれにデータを送ることができます(下図)。
もちろん、他の作業者との共有も可能です。

ここでは[InDesign CCに送信]を選択しました。
すると、InDesign CC 2015が自動的に起動し、今、送信したファイルが表示されます(下図)。
あとは、続きを作業すればOKです。

※Creative Cloudのサービス等に関しては、Adobeのサイトも参照してください。
InDesignでのライブラリ活用法
ライブラリ機能の概要


No.07 Adobe Capture CC(COLORS)

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Capture CCは、これまでリリースされていた「Shape CC」「Brush CC」「Color CC」「Hue CC」 の4つにタッチアプリが1つに統合されたアプリ(無料)です(下図)。iPhone&iPad、およびAndoroid用にリリースされています。
iOS版:https://itunes.apple.com/jp/app/adobe-capture-cc/id1040200189?ls=1&mt=8
Andoroid版:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.adobe.creativeapps.gather

今回は、Capture CCの[COLORS]の機能について解説していきます。
[COLORS]の機能は、「Color CC」と同じように、キャプチャーした写真等からカラーテーマを作成することができる機能です。

まず、Capture CCをインストールし、起動してみましょう(ここではiPhoneで起動します)。
①起動したら、まず[COLORS]を選択します。
②次に、これから作成するカラーテーマを保存する場所を指定しておきます。ここでは、自分のライブラリの「sample」を選択しました。
③新規でカラーグループを作成するために、「+」マークをタップします(下図参照)。
※起動時に[Adobe IDでログイン]の画面が表示される場合は、自分のAdobe IDでログインする必要があります。

iPhoneのカメラが起動したら、カラーを拾いたい風景や素材等をキャプチャーすると、Capture CCが自動的にカラーを5つ拾ってくれます(下図)。
カメラを動かすたびに5つのカラーは変化していきますが、画面上をタップすることで5つのカラーは固定されます。思い通りのカラーが拾えたら固定すると良いでしょう。

なお、任意のカラーをドラッグして、好きな場所のカラーに変更することもできます。下図では、赤丸の部分をドラッグしてキャプチャーされたカラーを手動で変更しました。
カラーテーマを作成できたら、画面下部の白い大きなボタンをタップします。

画面が変わるので、名前を付けて[保存 COLOR THEME]ボタンをタップします(下図)。

最初の画面に戻り、キャプチャーしたカラーが保存できたことを確認できます(下図)。
では、保存されたカラーテーマをタップしてみましょう。

編集の画面に変わり、情報等を確認できます(下図)。
なお、左下のアイコンをタップすると、別のライブラリにもこのカラーテーマを保存することができます。

また、真ん中下のボタンをタップすると、このカラーテーマをFacebookやTwitter等で共有することもできます(下図)。
なお、iPhone等のカメラで撮影した画像だけでなく、自分のCreative Cloud LibrariesやCreative Cloud Marketの画像、カメラロールの画像からもカラーテーマを作成することができます。

では、InDesignに切り替え、[CC Libraries]パネルで指定したライブラリ「sample」を表示させてみましょう。ちゃんと作成したカラーテーマが保存されているのが分かります(下図)。

実際にこのカラーテーマのカラーを使用したい場合には、オブジェクトを選択して[CC Libraries]パネル上で適用したいカラーをクリックすればOKですが、このままだとRGBのカラーが適用されてしまします(下図)。

そこで、[Adobe Colorテーマ]パネルを使用して、カラーをCMYKに編集してみましょう。
[ウィンドウ]メニューから[カラー]→[Adobe Colorテーマ]を選択して、[Adobe Colorテーマ]パネルを表示します(下図)。
なお、[Adobe Colorテーマ]パネルに関しては「InDesign CC 2014」の「No.11 Adobe Color」も参照してください。

[Adobe Colorテーマ]パネルは、新しくカラーテーマを作成したり、編集したりすることができるパネルです。
では、[探索]タブをクリックしてみましょう(下図)。
ここでは、世界中の人が登録したカラーテーマを見ることができます。この中から気に入ったカラーテーマがあれば、自分のスウォッチに追加して使用することもできます。非常に多くの方が自分のカラーテーマを公開していますので、一度見てみることをお勧めします。
※誰でも自由に、自分のカラーテーマを公開することができます。

[マイテーマ]タブを選択して、目的のライブラリを選択してみましょう(下図)。
ここでは「sample」を選択しました。すると、Capture CCで作成したカラーテーマが確認できます。

次に[アクション]のプルダウンメニューから[このテーマを編集]を選択します(下図)。

すると[作成]タブに切り替わり、カラーの編集が可能となります。
パネル下部のカラーモードを見てみると、「RGB」になっているのが分かるので「CMYK」をクリックします。なお、「CMYK」は半端な値になっているので、気になる方は値を丸めておくと良いでしょう(下図)。

5つのカラーのCMYK値を調整したら、[保存]ボタンをクリックします(下図)。

[コピーを保存]するのか、[変更を保存]するのか聞かれるので、目的に応じて選択します(下図)。
ここでは、[変更を保存]ボタンをクリックしました。

次に[マイテーマ]タブを選択して、今、編集したカラーテーマの[アクション]から[スウォッチに追加]を選択します(下図)。

これにより、このカラーテーマが[スウォッチ]パネルにグループとして追加されます(下図)。
ちゃんとCMYKで保存されているのが分かります。あとは、目的に応じてこのスウォッチを使用すればOKです。

なお、InDesignでは、CC 2014から[カラーテーマ]ツールが搭載されています。
このツールでも、カラーをカラーテーマとしてサンプリングすることができるので、使用してみてください。
詳細は「InDesign CC 2014」の「No.10 カラーテーマツール」を参照してください。

※Creative Cloudのサービス等に関しては、Adobeのサイトも参照してください。
InDesignでのライブラリ活用法
ライブラリ機能の概要


No.08 Adobe Capture CC(SHAPES)

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Capture CCは、これまでリリースされていた「Shape CC」「Brush CC」「Color CC」「Hue CC」 の4つにタッチアプリが1つに統合されたアプリ(無料)です(下図)。iPhone&iPad、およびAndoroid用にリリースされています。
DL AppStore DL GooglePlay

今回は、Capture CCの[SHAPES]の機能について解説していきます。
[SHAPES]の機能は、「Shaper CC」と同じように、キャプチャーした写真やイラスト等からベクター素材を作成することができる機能です。

まず、Capture CCをインストールし、起動してみましょう(ここではiPhoneで起動します)。
①起動したら、まず[SHAPES]を選択します。
②次に、これから作成するベクター素材を保存する場所を指定しておきます。ここでは、自分のライブラリの「sample」を選択しました。
③新規でベクター素材を作成するために、「+」マークをタップします(下図参照)。
※起動時に[Adobe IDでログイン]の画面が表示される場合は、自分のAdobe IDでログインする必要があります。

iPhoneのカメラが起動するので、ベクター素材にしたい写真やイラスト等をキャプチャーします(下図)。
下部のスライダーを動かすことで、パスとして認識する部分の調整ができるので、目的に応じてスライダーを動かし、ちょうど良い感じになったら、画面下部の白い大きなボタンをタップします。
なお、iPhone等のカメラで撮影した画像だけでなく、自分のCreative Cloud LibrariesやCreative Cloud Marketの画像、カメラロールの画像からもキャプチャーすることができます。その場合、下部右側の角丸の四角形部分をタップします。

画面が変わるので、パスとして取り込みたい範囲の調整を行い、[次へ]をタップします(下図)。
[SHAPEから削除]がオンの状態で画面上をドラッグすると、その部分がパスから削除されます。逆に[SHAPEに保存]がオンの状態で画面上をドラッグすると、その部分がパスに追加されます。
ここでは、蝶々と左端の余分な線をパスから削除しています。

プレビュー画面に変わるので、[次へ]をタップします(下図)。

任意の名前を付けて[保存SHAPE]ボタンをタップします(下図)。

最初の画面に戻り、キャプチャーしたベクター素材が保存できたことを確認できます(下図)。

では、InDesignに切り替え、[CC Libraries]パネルで指定したライブラリ「sample」を表示させてみましょう。ちゃんと作成したベクター素材が保存されているのが分かります(下図)。

実際にこのベクター素材を使用したい場合には、[CC Libraries]パネル上からドキュメント上にドラッグ&ドロップすればOKです(下図)。
ただし、InDesign上ではこのオブジェクトを編集することができません。

このオブジェクトのパスを編集したい場合には、Illustratorを使用します。
下図のように、Illustratorではパスとして配置できるので、自由に編集が可能です。

※Creative Cloudのサービス等に関しては、Adobeのサイトも参照してください。
InDesignでのライブラリ活用法
ライブラリ機能の概要


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